クルミやアーモンドなどのナッツ類は、小腹が空いた時、お昼の一品にと、糖質制限には出番が多い食品です。しかしナッツ類すべてが低糖だとは言えません。そこで、ナッツを含む種実(しゅじつ)類の糖質量、購入時の注意点に焦点をあててみます。
医師を含む低糖人のナッツ類の食べ方と+αのアドバイスも参考にして下さい。
ナッツ類の栄養成分表は炭水化物(=糖質+食物繊維)表示が多く、糖質量があいまいです。そこで、日本の農林水産省にあたる米国農務省(USDA: United States Department Agricultureの略)の栄養成分表には、Carbohydrate by Difference(差し引き法による炭水化物)とTotal Dietary Fiber(総食物繊維)の値が明記されているので、糖質量を算出してみました。※ 監修は たがしゅうブログ でおなじみ田頭秀悟医師です。
対象種実類は、「味つけなし」(無塩、砂糖などのコーティングなし)「素焼き」のモノです。
栄養成分値は、それぞれ10gあたり(小数点3位は四捨五入)、低糖順に記載しています。
※ くるみは、生(raw walnuts)、ジャイアントコーンは、素焼き+海塩+酢の味つけ(roasted, sea salt and vineger giant corns)のモノしか表示されていないので、その数値となっています。
※ 銀杏は、生(raw ginkgo nuts)とドライ(dried ginkgo nuts) の2つの数値を掲載しました。生とドライの糖質量が倍近く違います。
滋養強壮があると言われているクコですが、糖質量は多いです。
糖質の多い栗は、調理法で糖質量が変わります。
・ 焼き栗【糖質4.52g 脂質0.08g たんぱく質0.3g 20.1kcal/10gあたり】
・ゆで栗/蒸し栗【糖質1.26g 脂質0.02g たんぱく質0.08g 5.6kcal/10gあたり】
栗1個の重さを約20g前後とみると、糖質は【焼き栗:9.04g/1個あたり、ゆで栗/蒸し栗2.52g】となります。栗ごはんやマロンのスィーツは当然NGですが、ゆで栗や蒸し栗3、4個は、糖質10g未満のおやつとしてOKではないでしょうか。
糖質制限ではナッツは定番の食品なので、Pocorinアドバイサ-の医師を含む低糖人に色々と伺ってみました。
私は味がおいしいという理由でアーモンドを多用しますが、アーモンドは抗酸化作用を持つビタミンEも含まれていますね。しかし案の定、ナッツを食べ過ぎてしまうので、なかなか付き合い方が難しいと思っています。
ナッツ類は低糖とはいっても、ほぼ糖質ゼロの肉や魚に比べると、まあまあの糖質量があります。
低糖だからと油断して毎日食べ過ぎると、糖質の中毒性が形成され、止められずに食べ過ぎてしまう。結果的にあまり糖質制限にならなくなることもあるので注意が必要です。
糖質制限で越えられない何らかの壁がある人には、選択肢の一つとしてケトン食に近づける方法を提案することがあります。具体的には、こんにゃく、きのこ、生クリームなどの食材を多用して、糖質は限りなく少なくし、タンパク質も控え、脂質を多めにするやり方です。
その時に勧める食材の一つとして 低糖質、中タンパク質、高脂質のナッツが、タンパク制限も加えたケトン食を意識した際には有用な食材だと考えています。ただそのカテゴリーに含まれるのはナッツの中でも比較的糖質量が少なめのクルミ、アーモンド、マカダミアナッツ、ヘーゼルナッツの4種類です。
■ “もっと” 糖質制限を知ろう - 糖質制限推進派医師監修
ナッツを食べる頻度は、ほぼ毎日。妻が大袋で買っていたりするので、小腹が空くと一つかみみたいな感じです。種類はアーモンドかクルミ。アーモンドは糖質多めなので、あまりよくないと思うのですが、なにせ美味しいので食べてしまいますね。アーモンド過食は、古くから自分の問題でもありました。ただ、過食でも糖質を食べるよりは全然マシなのではとは思っています。
持続性血糖値測定器 アボット社リブレの血糖値実験で、アーモンドを一袋食べても血糖値があまり上がらなかったデータがあるので、安心してつい食べ過ぎてしまいます。
※ 糖尿人の花岡先生が、アーモンド82g(糖質8.2g)を食べても、2時間後の血糖値はわずか22しか上昇しなかった。
自宅に、クルミだけ置いておけば、美味しくないので食べる量は少しは減るかもしれませんが(クルミはクルミで食べてしまうかな・・)。小分けのナッツ商品は、ナッツの摂取量が減らせて良いと思います。マカデミアナッツはおいしいですが、ちょっと値段が高いので常備できるタイプではないですね。
■ ”もっと” 糖質制限を知ろう - 糖質制限推進派医師監修
■ 【追記】糖質づけだった医師の告白
■ 糖質食事により健常人でも起こる急激な血糖値上昇
■ 新南陽整形外科クリニック
ナッツは、クリニックに近いという単純な理由でイカリスーパー(関西圏)のミックスナッツに決めています。なるべく塩なし、時々塩あり。セールの時に買いだめします。5種類入っているので飽きが来ない点が、値段が少々高くても気に入っている理由です。
まず一番美味しくないくるみから食べて、一番好きなアーモンドは後に取っておくことが多いです。食べる量はその時々により異なります。食事代わりにする時は、一袋の半分100g(クルミ10個、カシューナッツ10個、マカデミアンナッツ10個位)を食べてしまいます。
基本的に、少食を目指しているので、料理を食べ過ぎない工夫として、食前にナッツを摂り小腹をふくらませることもあります。
ナッツも飽きることがあり、その時には、チーズをたくさん、夏なら豆腐をたくさん、さらに、生卵を一度に2、3個食べることもあります。
いずれにしてもミックスナッツは私の常備食で、結構食べています。あまり量も気にせずに。というのが偽らざるところです。
■ 医師に聴いた役立つ糖質制限アドバイス
■ 糖質5g未満のヨーグルトと医師推奨のヨーグルト
■ 吉田内科クリニック
自宅ではナッツ類は摂らず、ほとんど職場で摂ることが多いです。お昼ごはんに20〜30粒のアーモンドを。毎日ではないですが、おやつにも20粒程のアーモンドを食べていました。一時、成城石井の燻製ナッツにはまり、カシューナッツやマカダミアナッツも食べていました。
金属アレルギー体質なので、それを起こしやすいコバルト含有量が多いアーモンドやクルミをなるべく摂らないように心がけてはいたのですが、ついつまんでいました。しかし、最近は仕事が忙しくお昼ごはんの時間が惜しいこともあり、お腹が空いていなければ、ナッツ類はなるべく摂らないようにしています。
現在は、アーモンドを1日10〜20粒程摂るだけです。
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ナッツ についてですが、無塩のミックスナッツを食べています。ローソンで買ったりネットで買ったりしています。イオンのトップバリューオーストラリア産ピーナッツも妻が買ってきていれば食べています。
主に、夕食が終わり、糖質0の発泡酒を飲む時に食べることが多いです。
脂肪が多く糖質が少ないクルミがベストなのでしょうが、アーモンドやカシューナッツなども入ったミックスナッツが、私の定番です。いろいろな味が楽しめ、飽きが来ません。
初心者の方は、ナッツ売り場で見かける糖質の多いジャイアントコーンは避けたほうがいいですね。
■ 糖尿病の非専門医だからできる糖質制限の指導
■ 杏クリニック
無塩アーモンドを一つかみぐらいを一緒に糖質制限を実践してる主人とで分けて食べますが、毎日は摂っていません。生クルミを食べる時もあります。たまにピーナッツも食べます。
スーパーで販売しているミックスナッツ、アーモンド、カシューナッツ、ピーナッツ等がパックの個包装になったものがメインです。1日5パックぐらい小腹が空いたときに食べています。
道教と東洋医学に造詣が深い山中さんらしい”種実”のご意見です。薬、サプリ的な感覚でヒマワリのタネや松の実(仙人の常食)を摂ることもありますが、割高な上にネット注文などの障壁があるので常食に至っていません。日本で手に入るクコは大半が中国産で、口に入れる気になりません。中華料理の彩り添えには我慢できますが毎日定量を摂取するには不適と思います。
ナッツの効果で一番実感出来るのは、便通が良くなること。糖質制限すると、まず下痢を経験しなくなりますが、便秘に悩む人が多いとのこと。私は、糖質制限の開始時にごはん代わりにナッツを食べていたので便秘に悩むことがありませんでした。最近は朝起きると、すぐ大便=バナナ便が出るようになっています。
■ 減量だけでなくアレルギー性鼻炎も治ってしまった!【File No.2】
■ 辟穀(へきこく)- 2000年前の「穀物は不要である。」という養生法
筆者の場合は、1日の摂取量を1種類につき約15g~20gを適量としています。
お得な大袋ナッツを小さな容器につめた携帯おやつ(約40g)は、小腹が空いたときに、どこでも食べられるので重宝します。また、袋からナッツをつまむと、どうしても食べ過ぎてしまいますが、容器から5,6粒つまむと満足できるので食べ過ぎ予防にもなります。