2013年夏、40年近くお世話になっている栄陽子留学研究所の陽子先生からご主人が遺伝的要因で糖尿病であることを聞かされた。
「長年患っているから心臓の血管なんてぼろぼろだけど、少しでも長生きしてもらいたいから、ネットで糖尿病に効くものがないか探していたら、血糖値を上げないパンがあったのよ!」「半信半疑だったけど、おやつと夜食に食べる大好きなパンを、”糖質制限ふすまパン”に変えたら、ほんとうに食後の血糖値が上がらなくなって、本人は大喜び。」
「糖質を控えるだけで、血糖値はコントロールできるし、減量やメタボ改善にも効果あるなんて、すばらしいじゃない。これからは、《低糖質》が健康のキーワードね。」
その言葉通り、低糖質の食品がコンビニやスーパーでも手軽に買えるようになった。糖質制限食のダイエットは、即効性で効果的な減量手段として注目され、特に30代以上のメタボ気味男性がトライしている。また、糖尿病の新しい食事療法として医療関係者にも理解が深まっている。
糖質を控えることは、基本的に「主食のごはんを控える。」ことなので、カロリー制限と比べると、きわめて簡単なダイエットだ。しかし、減量や体質改善の成功の鍵は、方法だけでなく、いかにやる気を起こさせ、そのモチベーションが維持できるか。つまり本人の意志次第というわけだ。
おかずだけ食べるのは物足りない。
ごはんは我慢できるけど、好きな麺類はやめたくない。
お腹まわりは気になるけど「まあいいか。」と自分に甘い。
健康診断の高い数値も「まだ大丈夫。」と楽天的。
そして、今日も糖質の多い食品を食べてしまったメタボリアン。
さて、あなたは、自分を変える勇気ある最初の一歩を、いつ踏み出しますか。