コラム


愛猫は見ていた!むくみ改善とMEC食との出会い【File No.6】

2017.03.31
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糖質制限歴1年半の飼い主ズー子をじっくりと観察していた愛猫モリゾウが再び登場。ズー子の糖質制限効果や高校生の息子がMEC食に出会ったエピソードを語ってくれました。

のんびり糖質制限でも、やせたよ

ズー子の糖質制限ってさ、性格と同じで、のんびりしているんだ。

相変わらず5分づきのごはんは食べているけど、朝1杯、昼2杯、晩1、2杯のごはん党だったのに、今では小さいお茶碗2杯分を1日3回に分けて食べるようになった。

糖質の多い食品と少ない食品をずいぶん覚えたから、習慣的に意識してスーパーで食品を買っているよ。でもさ、時々、普通の菓子パンがテーブルにおいてあるから「いいのかニャ~?!」

こんなのんびり糖質制限でも、最初の3ヶ月で9kgダウンしたから僕はビックリ。その後、約1年間も持続してさらに5kgダウン。やるね!

1年半で合計14kgもやせた! 目標はあと10kgダウンすると独身時代の体重に戻るんだって。僕もズー子につきあって好きな穀物カリカリ餌を控えようかな。

痩せた効果もすごいけど、子供の頃から腫れぼったかった瞼のむくみが取れて、少し彫りのある瞼になったから、女子力アップ!

いつもエサを貰っているからってお世辞じゃないけど、背の高くて瞼もスッキリしたズー子が、合計24Kg減量に成功したら、僕は仲間に「ご主人様は美魔女になった!」って自慢するニャン。

でもさ、夕食に大豆や野菜を食べようとするから「植物性たんぱく質より、動物性たんぱく質と脂質を摂ることが大切!お肉やもっと脂質を摂ってね。」と、スリムな低糖人先輩に注意されていたよ。

 

整形外科医が足のむくみ改善に注目していたよ

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数年前から、ズー子は右足膝下から指先までのむくみがひどくて悩んでいたんだ。足の甲や裏まで腫れていたし、僕の肉球で右足を踏み踏みすると皮膚が戻らないんだよ。

糖質制限を始める以前(2年前)に、エコー検査なんかの精密検査をしたんだけど、異常なしの診断だった。ところが、糖質制限を始めて1ヶ月位したら、右足がむくんでいないことに気がづいて、ズー子は減量以上に感動していたよ。

会食なんかで糖質制限ができない翌日は、足がむくんでいるんだって。でも、意識して糖質制限をハードにすると2日後にむくみが取れることがわかったらしいよ。ズー子の場合、糖質制限によるむくみ改善効果は即効性があるみたいだ。

ともかく「むくみの原因は、糖質の摂りすぎ~!」と僕も〈猫認定〉してあげた。

新南陽整形外科クリニックの花岡先生は、糖質制限による足のむくみ改善に注目していたよ。

整形外科に足がむくんだといって外来を受診される方も多いです。心臓や腎臓が悪いことによる浮腫(むくみ)や、、深部静脈血栓症という場合もあるのですが、原因不明も多いです。(この場合、年齢的な静脈弁の機能低下とか説明しますが・・)
山添さんは、血管外科に受診して異常なしと言われているので、特に原因がなかったのでしょうね。このようなタイプが、糖質制限でみごとに解決するという証明になっているかと。薬やリハビリでも、こんなに上手くはいきません。

 

適度な運動とストレス軽減

糖質制限以外に、適度の運度は大切ニャンだ!

実は、ズー子は、右足のむくみは治ったけど右膝が痛くてトイレに座れなかったんだ。それがね、半年前に始めた訪問介護の仕事で、介護先での掃除、洗濯、料理などを6時間。移動で1日合計50分は歩く。

これがちょうど良い運動だったみたいで、足の筋力がついてトイレに座れるようになったよ。

もう一つ僕が気がついたのは、ストレスをためニャイこと!

ズー子はストレスがたまると、夢遊病者みたいにパンを夜中に食べているんだ。「あ~あ、翌日また右足が腫れるよ。」と僕の心配をよそに、砂糖でコーティングしたシナモンロールがたまらないらしい。僕のマタタビ状態だよ。

マイペースの僕と違って、若い頃からストレスに悩まされていたズー子のストレス対策の一つが、おかしくなる前に安定剤を利用して感情の抑揚を一定に保つことだってさ。

でもね、最近のズー子は、糖質制限で精神状態が安定しているのと、今の訪問介護の仕事が楽しい上に、上司のプレッシャーがないから、ストレスがないんだって。

 

17歳で糖質制限に興味をもつ

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僕が遊んであげている17歳のセイヤはちょっとポッチャリタイプ。

今年の冬、インフルエンザAにかかって1週間で6kg体重が落ちた。インフルエンザが治ってからも徐々に体重がダウンして、結局1ヶ月で10kgやせたから「オレ、もしかしたら重大な病気になったかもしれない。」と不安になって、ネットをググったら糖尿病がヒット!

僕の相棒の山ちゃん(セイヤの父)が1型糖尿病だから、遺伝的にも糖尿病の可能性あり!?と病院でこわごわ検査。

異常はなかったけど「そういえば、母ズー子が以前から口走る 糖質制限はもともと糖尿病の食事療法 だよな~。」と、セイヤ、がぜん糖質制限を本格的に学びたくなったみたい。

 

セイヤ、MEC食を知る

タイミングよく、Pocorin主催の「低糖人 猫の集会」のお誘いがあったので、ズー子と一緒に参加。

イタリアンバル PIERO 104 でおいしい低糖料理がたくさん食べられるうえに、低糖人の先輩達から話が聴けるなんて・・・僕も参加したかったよ。

参加者は、医師、看護師、低糖人先輩、ビギナー、未経験者もいる。興味津々で参加したセイヤは、究極の糖質制限とも言えるMEC食Meat、Egg、Cheese)を6年以上続けている参加者I先輩に出会った。

I先輩は、うつ病とアトピーがきっかけで玄米と野菜が中心のマクロビオティックスを5年続けた。でも、どちらも改善しないし、おまけに骨粗しょう症まで発症してしまったから、一気にMEC食へ180度転換。

この2年間は野菜も食べていないI先輩から「体の欲求に従ってみたら。」というアドバイスをもらったセイヤ、めっちゃ嬉しかったみたい。だって、セイヤは野菜が食べられないんだ。ごはんも食べない。そのかわり、卵、チーズ、鶏肉が大好物

MEC食は、セイヤのためにある食事法だ。どうやら「野菜が食べられない。」罪悪感からも解放されたみたいだ。

セイヤに代わって「I先輩、ありがとう。」これで、もっとセイヤと楽しく遊べるよ。

 

うれしい副産物

「低糖人 猫の集会」で、先輩参加者から多くのことを学んだセイヤは、母が正しいこと(糖質制限)をしていると判断したみたいだよ。

あれから、二人の食べ物基準が統一化されたから、会話がスムーズに流れている。

「この食べ物は糖質が多いからあかんね。」「うん、ほんまや。」高校生でちょっと反抗期なセイヤとズー子の会話を聴くと、僕もうれしい。

そうそう、もう一人の高校生参加者から小麦、白米を止めたら、今まで眠かった授業も(眠くなく)すごく集中できる。」「最近はパンも余り食べたくない。」な~んていう話を聞いていたみたいだから、セイヤも勉強を頑張るかな?

ともかく、糖質制限はうれしい副産物がいっぱいだニャン。

 

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