麺類メーカーのシマダヤから、塩分と糖質が気になる方へと からだにやさしいシリーズ麺(うどん、ラーメン、きしめん)が販売されています。残念ながら、低糖麺は、糖質40%オフ 本うどん 1種類だけですが、スーパーで購入できる入手しやすい低糖うどんです。
まずは、沸騰したたっぷりのお湯で2分半ゆでた麺を、そのまま食べてみました。
つるっとしていて、しっかりコシがあります。低糖食品にありがちな独特ニオイも全くありません。小麦粉(糖質)を減らしているのに、ぱさぱさ感がなく、うどんらしい低糖うどんです。
つるっとした食感なので、ざるうどんや、かけうどんを楽しめます。さらに煮込んでもくずれしないので、煮込みうどんや鍋ものでも美味しく頂けます。
低糖な具材と一緒に焼きうどんもお薦めですが、玉葱、ソースなどは糖質が多いので要注意です。
国産小麦100%を使用しています。
1食180gあたりの栄養成分をチェックしてみました。
■ 糖質 29.4g
ゆるやかな糖質制限食(1食あたり20~40g)の基準ではパスしていますが、糖尿病の食事療法としてのスーパー糖質制限食(1食あたり10~20g)では、オーバーしてしまうので、糖尿人はなるべく1玉の完食は避けて頂きたいです。
Pocorinアドバイス
糖質40%オフ 本うどんは、低糖といっても、29.4gの糖質があります。これにダシ汁(約糖質5g)や具材などが加わると、糖質35g以上になってしまいます。うどん1玉を食べたいでしょうが、調理前に分けて半玉 (糖質15g)うどんに、うどんの代わりに肉、卵、キノコ、葉もの野菜などをたっぷり入れた〈低糖具だくさん五目うどん〉はいかがですか。
お鍋にうどんと具材を入れて煮込むだけです。また、野菜だけラップしてレンジにかけて、器に盛ったうどんの上にのせると「糖質を摂る時はまずは野菜から」という食べ方もできます。
■ ナトリウム 135~550mg(食塩相当量0.3~1.4g)
糖質だけでなく、高血圧症などを防ぐために塩分も気にして欲しい成分です。1日のナトリウム摂取目標量は、約2.4g未満です。
素の糖質40%オフ 本うどんは塩辛くなかったのですが、ナトリウム(塩分相当量)の数値幅が大きいので、シマダヤさんに問い合わせてみました。
大きな釜で生うどんをゆでる過程で、最初にゆでる生うどんの塩分は、ゆで湯に溶けて抜けます。しかし、ゆでる回を重ねていくと、ゆで湯自体の塩分が濃くなり、生うどんの塩分が抜けにくくなります。お湯を足しながら、塩分が濃くならないようにしていますが、ゆであがった麺(商品)は、どうしても塩分濃度にばらつきが出てしまうそうです。また、料理の時にうどんをゆでても、この塩分は抜けません。よって、塩分としてチェックする場合は、ナトリウムを550mg(食塩相当量1.4g)として考えて下さい。
※社風でしょうか、シマダヤさんのサービス対応は、素朴でしたが丁寧で好感が持てました。
■ 食物繊維 19.7g
うどんには珍しくかなり豊富に食物繊維が含まれています。
■ たんぱく質 8.5g
■ 脂質 2.0g
■ エネルギー 209kcal
シマダヤさんの〈塩分ゼロ〉うどん、きしめん、〈塩分40%カット〉ラーメンは、2014年日本高血圧学会「第1回減塩食品アワード」で金賞に輝きました。そのノウハウを生かし〈低糖麺〉と〈減塩〉両方をかねそえた麺とバラエティーある低糖麺の販売を期待したいところです。
販売店は各地で異なりますが、イオン、ダイエーや地域スーパーで販売しているようです。
賞味期限は15日です。
食感が失われるそうなので、冷凍保存はしないで下さい。
1食分 (180g) 130円
2食分(2玉入り)250円