カカオポリフェノール摂取を重視したカカオ分70%以上のチョコレートが増えていますが、腸内環境やストレスなどを考えた健康志向のチョコレートも新たなトレンドになっているようです。
そこで、【ロッテ、森永、明治、グリコ、不二家】の健康志向チョコレートで、糖質制限の間食としてOK摂取量の糖質10g未満をクリアしている15種類をクローズアップしてみました。
まずは、乳酸菌末やビフィズス菌末が含まれているチョコレート5種類をレビューしてみます。
ポイントは、1日何回かに分けて食べること!乳酸菌やビフィズス菌が継続的にとどまる腸内環境をつくってくれるそうです。そこで、1日のOK糖質摂取量を参考に〈小分けの食べ方〉を実践してみて下さい。
※ 『LOTTE 乳酸菌ショコラ チョコレート』シリーズは炭水化物(糖質+食物繊維)表示なので、糖質量、乳酸菌量などをロッテに問い合わせ教えて頂きました。
1枚ずつパッケージされているので持ち運びに便利です。また、1枚が4ブロックになっているので割って召し上がって頂くと、糖質の摂取量を少量までコントロールできます。
※ 1/4ブロックの糖質は0.51gです。
ビターですが苦味が少なく甘いチョコレートです。
1枚ずつパッケージされているので持ち運びに便利です。また、1枚が4ブロックになっているので、割って召し上がって頂くと、糖質の摂取量を少量までコントロールできます。
※ 1/4ブロックの糖質は0.51gです。
ミルクキャラメルような甘いチョコレートです。
この2種類の『乳酸菌ショコラチョコレート』は、ロッテの説明によると、乳酸菌が1枚あたり1億4000万入っています。
『乳酸菌ショコラ チョコレート/ビター』よりも甘さを強く感じ、アーモンドの香ばしさがわかりません。
上記の『乳酸菌ショコラ〈アーモンド〉チョコレート/ビター』よりもさらに甘く、甘さとねっとり感が強くアーモンドの香ばしさがわかりません。
この2種類の『乳酸菌ショコラ〈アーモンド〉チョコレート』は、乳酸菌が1枚あたり9000入っています。
Pocorinお奨めの食べ方
アーモンドは、低糖だけでなく脂質が多いので糖質制限にはお奨めのナッツ類です。さらに食物繊維も豊富です。しかし糖質量の制限から『乳酸菌ショコラ〈アーモンド〉チョコレート』だけでは十分なアーモンド摂取ができません。そこでアーモンドをつまみながら『乳酸菌ショコラ チョコレート』シリーズがを召し上がってはいかがでしょうか。こちらは乳酸菌量も1.5倍あり、チョコレートとアーモンドのおいしいハーモニーも楽しめます。
ただ、低糖だからと言ってアーモンドを食べ過ぎるとお腹が張ったりする場合があるので、自分の体調によって適量を見つけて下さい。
森永ビヒダスヨーグルトに入っているビフィズス菌BB536が1枚あたり10億入っています。
カカオ分70%使用なのでねっとりとした食感のある苦味のあるチョコレートです。糖質も1枚当たり1.4gとかなり抑えられ、カカオの食物繊維も多いです。1日7枚も食べられますが、1枚でも満足感があるチョコレートです。
1枚ずつパッケージされているので持ち運びに便利です。
ストレスを抑える効果のあるとされるGABA(ギャバ)パウダーが含まれているチョコレートです。
1cmサイズのキューブ型なので、噛まずに舌の上でとかしてゆっくりと味わってみて下さい。ビターですが、しっかり甘みがあるチョコレートです。
1cmサイズのキューブ型なので、噛まずに舌の上でとかしてゆっくり味わってみて下さい。ミルク風味が強くキャラメルのような味わいです。
どちらも低糖なので糖質10未満の摂取量は7粒(9.45g)までOKですが、グリコによるGABA(ギャバ)の適正摂取量が5粒なので、1日のOK摂取量は5粒としました。
※ 炭水化物の表示なので、グリコに問い合わせたところ糖質量は不明でした。
糖や脂肪の吸収を抑える機能がある難消化性デキストリンが含まれているチョコレートです。
1cmサイズ・キューブ型なので、噛まずに舌の上でとかして召し上がると、甘さがじんわりと口の中に広がります。
カカオ分70%以上のものをハイカカオチョコレートと呼び、カカオポリフェノール、食物繊維、ミネラルが豊富なうえ、低糖!です。
※カカオポリフェノールの含有量が多い順からご紹介します。4gを比較基準としたので()内の数値が4g当たりのポリフェノール量です。
カカオポリフェノールをたっぷりと摂れるカカオ分88%の低糖チョコレートです。
苦味のあるチョコレートですが、噛まずに舌の上でとかしてゆっくりと召し上がると、カカオ豆本来のおいしさを楽しめます。
※ 1粒が2.5~3.5gと異なるサイズになっていますが、栄養成分は1粒3gで算出しています。
カカオ分61%ですが、カカオポリフェノールの含有量もしっかりあります。噛まずに舌の上でとかして召し上がると、ひかえめな甘さのおいしさが発見できます。
注意して頂きたいのが、「砂糖ゼロ」「糖類ゼロ「砂糖不使用」の表示は、ショ糖、乳糖、糖類が「ゼロ」という意味で、糖質は含まれています。
ほのかな甘みと苦味のバランスがよく、ねっとりした食感もほとんどなくおいしいチョコレートです。
エクアドル産カカオ豆36%、ガーナ産カカオ豆32%の2重層になっているビターチョコレートです。1.8cmのキューブ型で厚みがあるので、かみ砕いて少量ずつ舌の上でとかして味わってみて下さい。
ねっとりした食感はありますが、カカオの香り、こく、ほのかな甘さが口の中で広がり1個で十分満足できると思います。
甘さをおさえたチョコレートです。砕いたクルミが沢山入っている割にはクルミの香ばしさは余りしません。クルミもアーモンド同様に糖質制限ではお奨めのナッツ類です。クルミをつまみながら、チョコレートとクルミの香ばしさを楽しむのも一案です。
ザクロの甘酸っぱさとカカオ分70%の苦味とのバランスもよく、ザクロゼリーの粒がチョコレートのねっとりした食感を抑えています。1粒で満足できる大きめサイズです。
ハイカカオチョコレートなので、今回取りあげた〈アーモンド〉チョコレートの中では、一番低糖です。
甘さがおさえられています。ねっとり感があるのでアーモンドのおいしさが余りわかりません。
今回クローズアップしたチョコレートのほとんどは、1日何回かに分けて食べるとその効果が期待できる少量の食べ方です。これは血糖値を急激に上げない利点もあります。
また糖質制限を続けると味覚が敏感になり甘さも強く感じるようになるので、健康志向チョコレートを1粒ずつ食べても満足できるようになるのではないでしょうか。