ぼくらネコはマタタビで恍惚状態になるけれど、ヒト属はアルコール、糖質、麻薬、タバコ、ゲーム、スマホなどで、「報酬系のドーパミン」という神経伝達物質が脳内で分泌されて幸せな気分になるらしい。
マタタビの陶酔時間はせいぜい5分~10分位、依存性もない。ところが、ヒト属のそれは、”止められない!”止まらない!” 。ストレス発散にはもってこいだから、抑制できない人はいつもドーパミン分泌は全開、中毒⇒依存症になっていく。
リサイクル集積場がテリトリーのモリゾウ(♂、8歳)から、ストロング系チューハイの空き缶が年々増えているという情報が入った。それも9%のロング缶(500ml)が350ml缶より多いそうだ。
「安くて手軽に買える」「イメージも悪くない」「度数の高いアルコール」としてヒト属が陶酔しているらしい。
さらに最近の傾向として12%超ストロング系のロング缶の目立ち始めたと、敏感なネコ嗅覚にはアルコール臭が強すぎると毛が逆立っていた。
確かにコンビニでアルコール度数12%【サンガリア】スーパーストロング12 500ml缶と350ml缶を一緒に買って、ガブ飲みしている男性を見かけるようになった。500ml缶の売上が350ml缶の1.5倍あるというのも、普通サイズ1本では飲み足りないヒトが多いみたいだ。
「すぐに酔いたい」「強いアルコール感」を欲しているヒトにとって、超ストロング系チューハイはまさに待望のお酒!?
「アルコール度数12%はスパークリングワインと同じだから大丈夫。」とメーカーは言っているけれど、同じ炭酸系でもスパークリングワインはガブ飲みはしない。チューハイはジュースのように飲みやすいからガブ飲みしてしまうお酒。
糖質ゼロだけど強いお酒(度数40%)のヴォッカを使用しているんだって。
アルコール度数12%は日本酒並に高い!なんてきっと気づいていないよね。日本酒の量で換算すると、500m缶(2.7合)+350m(2合)=4.7合もある。
日本酒はチビチビ飲むけれど、超ストロング系チューハイの場合は、1升瓶の約半分を一気に飲んでいるという感じ。
購入者の8割が男性。40代が一番多く、30代、50代。つまりメタボ 要注意世代!
糖質ばかりの食生活はシングル中毒!
こんな食生活に毎晩アルコールを飲んでいたらダブル中毒!
さらに、さらに、スマホを離せなくなっていたらトリプル中毒!
中毒ファクターが増えれば増えるほど、メタボリックシンドロームだけでなく健康リスクは高まるばかり。
ストロング系チューハイが低糖だからって、糖質の多いビールや日本酒の代わりに ”過度に常飲” するのも問題ありき!
確かに スーパー糖質制限食を実践していたら二日酔いにはならないけど、アルコール性肝疾患、慢性すい炎などのリスクは高くなる。
麻薬以外はどれも合法で抑制力がないから、ストロング系チューハイのメーカーも強気の発言ができる。「個人で消費量を控えて頂くしかありません」という無責任な常套句も、自覚のないアルコール中毒ヒトには聞こえていニャイ。