先日、Pocorin(ポコリン)を公開して3年目を迎えた。おかげさまでページビュー(PV)は265万を超えた。糖質制限の情報ウェブサイトとしてお役に立っていれば嬉しい。
この3年間、収集した食品や情報を精察してきた。筆者だけでなく多くの低糖人が実感している効果も確認してきた。幸運にも糖質制限推奨医師から医療的アドバイスだけでなくさまざまな面でPocorinをサポートして下さる環境にもなった。
今後探究する課題も沢山あるが、現段階で言えるのは、健康寿命が唱われる昨今、糖尿病やメタボリックシンドロームの問題を抱える人だけではなく、『糖質過多の食生活』をしている現代人には、糖質を控える食生活は必須!だと強く思う。
一方、糖質に囲まれている食環境では、低糖人は少数派だ。危ない食事療法だと、実際に糖質制限を実践していないのに間違った論法やイメージで批判する人もいる。ごはん、パン、麺などを食べない低糖人を特異に見ている人もいる。しかし、正しい糖質制限の情報と知識を伝えると「目から鱗の食事療法!」と筆者の周りは低糖人が増えている。
そこで、3年間の節目として、今まで掲載した複数の糖質制限”実践派”医師に伺ったアドバイスや体験談の記事を内容別にまとめてみた。
※ ⇒以下のタイトルをクリックするとそれぞれの記事へアクセスします
糖質制限のダイジェスト版。減量や血糖値コントロール以外の効果も知って欲しい。「糖質を摂らないと体がだるくならないのか?」「脂質をたくさん摂って大丈夫?」などの疑問も解決するはずだ。
杏クリニック 内科医(高知県土佐市)山本拓先生は〈血糖値を上げるのは糖質だ〉という論理を確かめるべく糖質を控え脂質を多く摂る食事に変えた。話題のケトン体代謝の体になった山本先生の食生活やその効果は参考になる。
内科医/漢方医吉田内科クリニック(兵庫県芦屋市)吉田光範先生も糖質制限で15kg減量。日々、多くの糖尿病患者、メタボリックシンドロームの人、痩せたい女性などを診ている先生ならではのアドバイス満載。
福岡県つかもと内科の塚本雅俊先生の寄稿記事は、特に糖尿病性腎症の患者さんは必読!
健常人でも、糖質の多い食事、ストレスなどで、血糖値が一気に上がり(血糖値スパイク)なりその後下がる。この乱降下がひんぱんに起こると、正常な血管の内側の細胞が壊れていき自覚症状がないまま動脈硬化が進行する。心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高くなる。
3食ごはん、パン、麺など・・糖質の多い食生活を送っている人(特に30代以上)は、記事を読んで「自分のことかも?」と考えて欲しい。
どんな食品で血糖値が上がるか、複数の医師が血糖値測定をしてデータを提供して頂いた。おにぎりでこんなに血糖値が上がるのかと驚く。
誤解されやすい食品を取りあげている。
代表的な健康食品ヨーグルトも全種類がOKとは言えない。ヨーグルトを購入する際の参考にして欲しい。
ナッツ類はお奨めおやつの一つだが、ヨーグルトと同様に糖質の多い種類もある。
ハチミツ、玄米、フルーツ、グラノーラ、甘酒、蕎麦などヘルシーイメージの食品を糖質量からチェックするとNG!だ。複数の医師が語ってくれたストレートな意見も参考にして欲しい。
糖質量を気にせずに熱中症予防の食品を毎日摂っている方は必読!この記事を読んだPocorin読者から「この猛暑で”糖質の多い” アクエリアス、どこのスーパーでも品切れ続出。悪魔のブドウ糖飲料がこの夏に復活ですね。」とメールが届いた。
医師も糖質制限を知る前は、糖質過多の食生活だった。
大量の甘いモノを長年にわたり食べ続け糖尿病を発症した花岡先生は「自分のようになって欲しくない」と糖質づけの食生活を告白してくれた。医師として糖尿病治療を模索し糖質制限に出会い救われた。ほぼ断糖に近い食生活で糖尿病の薬を一切服用せずに血糖値をうまくコントロールしている。
MECはMeat、Cheese、Eggをメインに摂る糖質制限系の食事法だ。低糖な上に必要なタンパク質と脂質がしっかり摂れる。産婦人科医の田中亜矢子先生が糖質依存を断ち切るために模索した前編・後編の体験談。
多忙な医師が考えた超簡単なMEC食系レシピ。糖質制限はエンゲル係数を上げると思われがちだが、卵、チーズ、豚バラはお財布にもやさしい。
フライパンがあれば調理時間わずか5分!花岡先生のエプロン姿をご覧あれ。
簡単で!美味しい!肉料理が仕上るコツは、鋳鉄製フライパンのスキレットをつかうこと。
Pocoirn公開後3ヶ月で、湿潤療法の第一人者でありベストセラー『炭水化物が人類を滅ぼす』著者の夏井睦医師が主催する超人気の〈豚皮を揚げを食べる会 in 京都〉に特別参加させて頂いた。糖質制限の第一人者の江部康二先生にもお目にかかれた。その2人の記事だ。
人が新しいことをはじめる時に、2割が前向き、6割が日和見で、2割が反対。または8割が新しいことを嫌がるそうだ。江部先生、夏井先生を先頭に糖質制限”実践派”医師、そして低糖人はこの2割の前向きなタイプだ。
さて、あなたは、どのタイプになっていくのだろうか?